【最大優遇】認定長期優良住宅の住宅ローン控除を完全解説!必要書類と「投資型」との選び方

認定長期優良住宅の新築等の場合の住宅ローン控除

「せっかく高い性能の家(長期優良住宅)を建てるのだから、税金の優遇も最大限受けたい」

その判断は正解です。
「認定長期優良住宅」は、国が推奨する高品質な住宅であるため、住宅ローン控除においても最も手厚い優遇(最強の区分)が用意されています。

しかし、そのメリットを享受するためには、一般の住宅よりも厳しい「条件」をクリアし、特殊な「証明書」を準備する必要があります。

また、現金で購入する方などが利用できる「投資型減税(特別税額控除)」との選択制になっており、どちらを選ぶかで数百万円の差が出ることも。

この記事では、認定長期優良住宅における住宅ローン控除の仕組みと、損をしないための手続きについて解説します。

目次

認定長期優良住宅は「住宅ローン控除」が最強!

まず結論から言うと、認定長期優良住宅は、数ある住宅区分の中で「借入限度額(控除対象となる上限)」が最も高く設定されています。

つまり、同じ年収・同じ借入額でも、一般の住宅を買うより多くの税金が戻ってくる可能性が高いということです。

最新の優遇内容(2024年・2025年入居)

現在(令和時代)の制度におけるスペックは以下の通りです。

項目認定長期優良住宅
(子育て世帯※)
認定長期優良住宅
(一般世帯)
一般住宅
(比較用)
借入限度額5,000万円4,500万円0円〜3,000万円
控除期間13年間13年間10〜13年間
控除率0.7%0.7%0.7%
最大控除額
(13年総額)
455万円409.5万円

※子育て世帯:19歳未満の子がいる、または夫婦いずれかが40歳未満の世帯

このように、最大で455万円もの税金還付を受けられるポテンシャルがあります。

対象となる人の条件(所得制限に注意!)

ただし、誰でも受けられるわけではありません。以下の要件をすべて満たす必要があります。 居住のタイミング 新築・取得してから6ヶ月以内に入居し、その年の12月31日まで住み続けていること。 所得制限(※重要) その年の合計所得金額が2,000万円以下であること。
(※以前は3,000万円でしたが厳格化されました。年収目安で約2,200万円〜2,300万円を超える会社員の方は対象外となる可能性があります) 床面積 登記簿上の床面積が50㎡以上であり、その半分以上が居住用であること。 住宅ローンの条件 返済期間が10年以上のローンであること。

注意:勤務先からの借入(社内融資)の場合
金利が0.2%未満(平成28年以前は1%未満)の超低金利で借りている場合や、時価の半額未満で譲り受けた場合は対象外となります。

必要書類:絶対に捨ててはいけない「2つの紙」

認定長期優良住宅で確定申告をする際、通常の書類に加えて「これが認定住宅である」と証明する書類が必須になります。

引き渡し時に大量の書類を渡されますが、以下の2つだけは金庫に入れて保管してください。 1. 長期優良住宅建築等計画の認定通知書(写し)

着工前に自治体から発行される書類です。「認定番号」などが記載されています。
※原本ではなく「写し(コピー)」を提出します。 2. 住宅用家屋証明書(写し)など

または「認定長期優良住宅建築証明書」。
建物が計画通りに完成したことを証明するものです。引き渡し時に不動産会社や司法書士から受け取っているはずです。

その他の基本書類

  • 確定申告書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書(銀行から送付)
  • 登記事項証明書(法務局で取得)
  • 売買契約書または請負契約書のコピー
  • マイナンバーカードなど本人確認書類

究極の選択:「住宅ローン控除」vs「投資型減税」

認定長期優良住宅には、もう一つ「認定長期優良住宅新築等特別税額控除(いわゆる投資型減税)」という制度があります。

これは、「掛かったコスト(掛かり増し費用)の10%相当額」を所得税から引く制度です。
重要なルールとして、住宅ローン控除と重複して受けることはできません。どちらか一方を選択する必要があります。

どっちがお得?判断基準

タイプおすすめの制度理由
住宅ローンを
たっぷり借りる人
住宅ローン控除
(今回解説した制度)
13年間の控除総額(最大455万円)の方が、投資型(最大65万円)より圧倒的に大きくなるケースがほとんどです。
現金で購入する人
ローンが少ない人
投資型減税
(特別税額控除)
ローンがないと「ローン控除」は使えません。現金購入者は必然的にこちらを選びます。最大65万円が一発で戻ります。

基本的には、「ローンを組んでいるなら住宅ローン控除を選んだほうが特」というケースが大半です。ただし、借入額が極端に少ない場合や期間が10年未満の場合は、投資型の方が有利になることもあります。

まとめ:書類さえ揃えばメリットは最大級

認定長期優良住宅の住宅ローン控除について解説しました。

記事の要点

  • 認定長期優良住宅は、借入限度額・控除額ともに最高水準の優遇が受けられる。
  • 所得制限は2,000万円以下(以前より厳しくなっているので注意)。
  • 確定申告には「認定通知書」「家屋証明書」が必須。絶対になくさないこと。
  • 原則として「投資型減税」よりも「住宅ローン控除」の方がお得になることが多い。

「長期優良住宅の認定を取るのに数十万円かかった」という方もいるかもしれませんが、この住宅ローン控除の増額分だけで、そのコストは十分に回収できるはずです。

一番怖いのは「必要書類の紛失」です。
もし手元に「認定通知書」が見当たらない場合は、すぐに建築をお願いしたハウスメーカーや工務店に問い合わせてみましょう。

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この記事を書いた人

銀行任せの契約で35年間に約300万円損しかけた経験から、住宅ローンを徹底研究。「専門用語を使わずに、一番得する銀行を選ぶ」がモットー。10行以上の仮審査や借り換えを実践した経験を元に、ユーザー目線の本音情報を発信しています。

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