住宅ローン借り換えで減税を受けるには条件がある!
住宅ローンを支払っている人の多くが、
住宅ローン減税の恩恵を受けていることと思いますが、
はたして住宅ローンを借り換えるときでも
減税を受けることはできるのでしょうか。
住宅減税は新たに住宅を購入した人を対象に、
確定申告をするか、あるいはサラリーマンであれば
年末調整によって、その年の末のローン残高の
0.5~1.0%程度が減税されるというものですが、
今まで住宅ローンの減税を受けてきた人でも、
住宅ローン借り換えをするによって、
条件次第では住宅ローン減税の対象から
外されてしまう可能性があるので
借り換えをおこなうのであれば、
十分な注意が必要です。
住宅ローンを借り換えるときに
減税の対象りなるためには
下記2つの条件を満たすことです。
住宅ローン減税の対象になるための2つの条件
条件1:住宅ローン返済のために借り換えをする場合
まず1つ目の条件は
新しく組むことになる住宅ローンが、
最初に組んだ住宅ローンの
返済のために申し込むことが条件で、
この借り換え条件はほとんどの人が
満たせる条件だと思います。
条件2:借り替える住宅ローン償還期間が10年以上の場合
もう1つの条件は新しく組む住宅ローンの
償還期間が10年以上であることになります。
償還期間が10年以上という条件はうっかりすると、
減税から外れてしまうことがあるのです。
例えば元々15年の控除が受けられるはずの人が、
7年目くらいの時期に住宅ローン借り換えを行うと、
控除は受けられないということになります。
住宅ローン借り換えは
うまくするとひじょうに大きな節約効果がありますが、
一方ではこうした落とし穴もいくつかありますので、
心配な場合にはやはり銀行などの金融機関や
ファイナンシャルプランナーなどの、
専門家に意見を求める方が良いでしょう。
住宅ローンの借り換えと控除について
住宅ローン借り換えを行う目的は、
当初より低い金利の住宅ローンへ
借り換えることによって、
過剰な利息を支払わずに
済ますことができるというのが
最も大きなメリットになります。
住宅ローン借り換えの最も一般的な理由は
金利の低い住宅ローンに借り換えることで
月々の負担を少なくして、
支払い総額を抑えるというものです。
この場合はローンを新たに組む目的は
明らかに当初の住宅ローンの返済でになり、
返済する期間が10年以上残っていれば
住宅ローン減税を受ける資格があります。
しかし住宅ローン借り換えの目的が、
ローンの支払い期間を短くするのが目的で
行われる場合に少しは注意が必要です。
例えば、減税期間が15年間であった人が、
返済をはじめてから、
5年近くが経っているときに、
返済期間を短縮する目的で
住宅ローン借り換えを行うと、
残された返済期間が10年以下になってしまうので
住宅ローン減税での控除対象となる
可能性がなくなってしまいます。
住宅ローン借り換えの目的は
返済の負担を少なくするためのものであって、
借り換えによって特に何か金銭的な
「儲け」が生じるわけではありません。
そのため住宅ローン減税の控除が
有るか無いかはきわめて、
重要な問題となります。
同じ返済総額、しかも同じ金利差で
住宅ローン借り換えを行うのであれば、
控除を受けられるかどうかで
価値が2倍も変わってきます。
借り換えのときは十分に注意しましょう。