東京スター銀行 住宅ローンの評判は、預金残高と同額分は金利がかからない「預金連動型(スターワン住宅ローン)」への評価が中心です。借入額を上回る預金があれば借入金利は年0%(団信未加入時・東京スター銀行公式・2026年7月時点)にでき、まとまった預金を持つ層に向く一方、団信は任意加入で年収条件も高めという特徴があります。
この記事でわかること
- 東京スター銀行 住宅ローンの正体は預金連動型のスターワン住宅ローンという点
- 預金残高と同額分は金利がかからず実質的に金利ゼロにもできる仕組み
- 評判で多い「良い声」と「気になる声」を中道型で正直に整理
- 団信の任意加入・上乗せ金利・年収条件など申込前に押さえる条件
- メガバンク・ネット銀行との設計思想の違い(金利で戦うか、預金で戻すか)
- 向いている人/別の選択肢が合う人を属性で分解
公的情報源: 金融庁 民間住宅ローン金利動向/住宅金融支援機構 フラット35/全国銀行協会
預金連動型が自分に合うか迷う方は、まず一般的な住宅ローンの条件と並べて比べると判断しやすくなります。
結論を先に書きます
東京スター銀行 住宅ローンの評判は、「預金連動型」という独特の仕組みへの賛否に集約されます。ほかの銀行のように「金利の低さ」で選ぶ商品ではありません。
まとまった預金を持つ人にとっては魅力が大きく、預金が少ない人には金利メリットが出にくい設計です。自分の預金残高と年収が条件に合うかどうかが、評価が分かれる最大のポイントになります。公的な金利動向は金融庁の資料を参照してください。
- 預金残高と同額分のローンには金利がかからない(借入額を上回る預金があれば実質年0%も可能)
- 団信は任意加入。健康上の理由で団信に入れない人でも借りられる余地がある
- 保証料0円・繰上返済手数料0円など手数料面の優遇が評判の良い点
- 年収条件が高め・預金が少ないと金利負担が残る点は正直なデメリット
預金連動型は「金利の安さ」で選ぶ商品ではないため、一般的な変動金利型と並べると自分に合うかが見えてきます。
東京スター銀行 住宅ローンとはどんな商品か
東京スター銀行 住宅ローンとは、預金残高に連動して利息が軽くなる「預金連動型(スターワン住宅ローン)」が主力の住宅ローンです。金利の低さを競う一般的な住宅ローンとは、設計思想がまったく異なります。
預金連動型は、日本で初めて登場した住宅ローンでもあります。日本経済新聞によると、2003年に発売され、いったん新規募集を停止したのち2024年12月に販売が再開されました。
「借りながら預金も残せる」という発想
通常の住宅ローンは、手元資金を繰上返済に回すほど利息は減りますが、そのお金は手元から消えます。東京スター銀行の預金連動型は、預金を手元に残したまま利息だけを軽くできるのが最大の特徴です。
預金はいつでも引き出せます。教育費や病気など、まとまった出費に備えたい世帯にとっては、「返済」と「手元資金の確保」を両立できる点が評価されています。
商品概要(東京スター銀行公式・2026年7月時点)
スターワン住宅ローンの主な条件
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社東京スター銀行 |
| 商品名 | スターワン住宅ローン(預金連動型) |
| 金利タイプ | 変動型(6か月ごと見直し)/固定型(3年・5年・10年)から選択 |
| 預金連動の効果 | 対象預金の残高と同額分のローン残高に基本金利がかからない |
| 団信 | 任意加入(未加入も可)。加入時は年0.204〜0.504%を上乗せ |
| 保証料 | 0円 |
| 事務手数料 | 商品・契約条件により異なる(公式で要確認・借入額×2.2%までの取扱手数料の記載あり) |
| 繰上返済手数料 | スターワン住宅ローンは0円(公式・2026年7月時点) |
数値は東京スター銀行公式サイトの2026年7月時点の記載にもとづく整理です。手数料や金利は商品・時期・契約条件で変わるため、申込前に必ず公式の最新情報をご確認ください。
預金連動で金利がゼロになる仕組み
預金連動型の仕組みは、一度理解すると単純です。ローン残高のうち「対象預金の残高と同じ金額」の部分には、基本金利がかからないというルールです。
たとえば借入3,000万円に対して対象預金が1,000万円あれば、金利がかかるのは差額の2,000万円分だけになります。預金が借入額を上回れば、基本金利は年0%(団信未加入時・東京スター銀行公式・2026年7月時点)にもできます。
対象預金の残高は毎日計算されて反映されるため、給与が入金されたその日から利息の節約が始まる仕組みです。
対象になる預金には、スターワン円普通預金・スターワン積立円定期・スターワン外貨普通預金などが含まれます。連動の対象や条件は変わることがあるため、契約時に公式で確認するのが基本動作です。
預金残高で「かかる金利」がどう変わるか
- 預金が借入額を上回る → 基本金利は年0%にできる(団信未加入時)
- 預金が借入額の一部 → 差額分にだけ基本金利がかかる
- 預金がほとんどない → 一般的な住宅ローンと同じく残高全体に金利
この構造から分かる通り、預金連動型は「預金が多い人ほど得をする」商品です。逆に、預金が少ない時期は金利メリットがほとんど出ません。ここが評判の分かれ目になります。

東京スター銀行 住宅ローンの評判で多い声
東京スター銀行 住宅ローンの評判を、良い声と気になる声に分けて整理します。どちらも「預金連動型という仕組みをどう受け止めるか」に根ざしています。
評判の良い声(メリット)
- 手元にお金を残せる安心感:繰上返済と違い、預金を引き出せる状態のまま利息を軽くできる
- 手数料の優遇:保証料0円・繰上返済手数料0円がコスト面で評価されている
- 団信に入れない人でも検討できる:団信が任意のため、健康上の理由で他行の団信に通らない人の受け皿になる
団信の保障範囲や上乗せ金利の考え方は、住宅ローン全体で総返済額に響きます。基本を押さえたい方は住宅ローンの団信の比較もあわせて確認しておくと判断軸が定まります。
評判の気になる声(デメリット)
- 年収条件が高め:預金連動型は年収の目安が高く、誰でも使えるわけではない
- 相殺分の預金に利息が付かない:金利ゼロの見返りとして、連動対象の預金には利息が付かない
- 預金が少ないと妙味が薄い:手元資金が乏しい時期は、金利の低いネット銀行のほうが有利になりやすい
公正に見ると、良い声は「まとまった預金を持つ人向けの独自性」、気になる声は「その独自性が万人向けではないこと」に由来します。評判の良し悪しは商品の優劣ではなく、自分の状況との相性で決まります。
金利・団信・手数料の実際(申込前に押さえる条件)
数字と条件を具体的に整理します。ここは評判だけでは分からない、契約前に必ず確認したい部分です。
団信は任意(未加入も選べる)
スターワン住宅ローンの団信は任意加入です。加入する場合、保障内容に応じて金利が上乗せされます。
| 団信の種類 | 上乗せ金利(年・公式・2026年7月時点) | 特徴 |
|---|---|---|
| ワイド団信 | +0.204% | 健康上の不安がある人でも加入条件が緩和 |
| 連生団信 | +0.408% | 夫婦どちらかに万一があれば残高を保障 |
| がん団信 | +0.504% | 所定のがんと診断された時点で残高を一括返済 |
数値は東京スター銀行公式の記載にもとづきます。団信に加入しない場合は、法定相続人1名を連帯保証人として求められる点に注意が必要です。団信の要否や健康状態の不安がある方は、団信に入れない場合の対処とワイド団信も参考になります。
年収条件は高めが目安
預金連動型のスターワン住宅ローンは、年収条件が一般的な住宅ローンより高いとする解説が多く、年収1,000万円以上を目安とする情報もあります。一方で、東京スター銀行には通常のスター住宅ローンもあり、そちらは年収400万円以上などの条件が案内されています。
商品によって条件が異なるため、自分が使えるのがどの商品かを公式で確認することが第一歩です。年収・勤続・物件の審査傾向は住宅ローン共通で、全国銀行協会の基礎知識も参考になります。
手数料の考え方
スターワン住宅ローンは保証料0円・繰上返済手数料0円が評判の良い点です。ただし東京スター銀行の公式ページには借入額×2.2%までの取扱手数料の記載もあり、商品・契約条件で手数料体系が変わる可能性があります。断定を避け、契約前に公式で内訳を確認してください。
団信の要否や手数料は、他行の条件と並べると「どこが自分に効くか」がはっきりします。金利型の住宅ローンと比べてみましょう。
メガバンク・ネット銀行との違い
東京スター銀行 住宅ローンを他行と比べると、そもそも「戦うポイント」が違うことが分かります。3タイプの設計思想を並べます。

3タイプの住宅ローンの設計思想の違い(2026年7月時点の一般的整理)
| 比較軸 | 東京スター銀行(預金連動型) | ネット銀行(変動金利型) | メガバンク(対面型) |
|---|---|---|---|
| 利息を軽くする発想 | 預金残高で相殺する | 適用金利の低さで下げる | 優遇金利で下げる |
| 団信 | 任意加入(未加入も可) | 標準付帯が多い | 標準付帯が多い |
| 向く人 | まとまった預金を持つ層 | 金利重視・預金が手厚くない層 | 対面相談を重視する層 |
| 手数料 | 保証料0円・繰上0円 | 借入額×2.2%型が多い | 保証料型が多い |
各行の条件は時期・属性で変わるため、最新は各公式で確認してください。東京スター銀行は「金利の低さ」で選ぶネット銀行とは土俵が違うという点が、比較の出発点になります。
どちらが得かは「預金額」で決まる
同じ人でも、預金が厚い時期は預金連動型が有利になり、預金が薄い時期は低金利のネット銀行が有利になります。
つまり東京スター銀行が向くかどうかは、金利表の数字ではなく自分の預金残高で決まるのが本質です。金利交渉の考え方は住宅ローン金利交渉の解説もあわせて読むと、他行との比較軸が立てやすくなります。
こんな人に向く/別の選択肢が合う人
これまでの整理をもとに、東京スター銀行 住宅ローン(預金連動型)が向くパターンと、別の選択肢が合いそうなパターンを属性で分けます。

東京スター銀行 住宅ローンが向く人
- 借入額に近い預金を持つ層:預金で相殺できる分が大きいほど、金利ゼロの妙味が出る
- 手元資金を残しておきたい世帯:教育費や医療費に備えつつ利息も軽くしたい人
- 健康上の理由で他行の団信に通りにくい人:団信が任意のため、借入の選択肢を残せる
- 現金購入もできるが控除や保険を活用したい層:あえて借りて手元資金の流動性を確保したい人
別の選択肢が合うかもしれない人
- 手元の預金が多くない人:相殺効果が小さく、金利の低い変動金利型のネット銀行のほうが有利になりやすい
- 全期間固定で金利を確定したい人:フラット35など全期間固定が上昇リスクを取らない方針に合います
- 年収条件に届きにくい人:預金連動型の条件が合わない場合は、他行・他商品との並行検討が現実的
総合すると、東京スター銀行 住宅ローンは「まとまった預金を持ち、その流動性を保ちたい層」にとって独自の価値がある商品です。動かないこともリスクですが、自分の預金状況に合わない商品を選ぶこともまた別のリスクになります。
申し込み前に確認したい注意点
評判の良い商品でも、契約前に確認すべき点があります。銀行の融資審査を見てきた視点から、特に見落としやすい3点を挙げます。
注意点1:連動対象の預金には利息が付かない
金利ゼロの見返りとして、相殺に使われる預金には利息が付かないのが基本ルールです。低金利下では影響は小さいものの、仕組みとして理解しておくべき点です。
注意点2:預金が減れば金利負担は戻る
預金を引き出して残高が減れば、その分だけ金利がかかる残高が増えます。手元資金の増減で毎月の利息が動くため、預金を大きく取り崩す予定がある人は試算が必要です。
注意点3:条件は必ず公式で最新確認を
金利・手数料・年収条件・団信の上乗せ率は変わります。本記事の数値は2026年7月時点の整理であり、最終判断は東京スター銀行公式の最新情報で確認してください。契約トラブルが心配な場合は国民生活センターにも相談窓口があります。
東京スター銀行 住宅ローンに関するよくある質問
利用前に押さえておきたい質問を、住宅ローン相談でよく受ける内容から整理します。
Q1:東京スター銀行の住宅ローンは本当に金利ゼロになりますか?
対象預金の残高が借入額を上回っている場合、基本金利は年0%にできます(団信未加入時・東京スター銀行公式・2026年7月時点)。ただし預金が借入額に届かない分には金利がかかるため、預金が少ない時期は金利ゼロにはなりません。金利ゼロは「借入額と同額以上の預金がある」ことが前提です。
Q2:団信に入らなくても借りられますか?
スターワン住宅ローンの団信は任意加入で、加入しない選択もできます。健康上の理由で他行の団信に通りにくい人でも検討できる点が評判になっています。ただし団信未加入の場合は、法定相続人1名を連帯保証人として求められる点に注意が必要です。保障の考え方は住宅金融支援機構や全国銀行協会の解説もご確認ください。
Q3:年収の条件は厳しいですか?
預金連動型のスターワン住宅ローンは、年収1,000万円以上を目安とする解説が見られ、条件は高めです。一方で通常のスター住宅ローンは年収400万円以上などの条件が案内されており、商品によって基準が異なります。自分が使えるのがどの商品かを、まず公式で確認するのが確実です。
Q4:ネット銀行の変動金利とどちらが得ですか?
預金残高で決まります。借入額に近い預金があるなら東京スター銀行の預金連動型が有利になりやすく、手元の預金が少ないなら金利の低いネット銀行のほうが総返済額を抑えやすい傾向です。同じ人でも預金の厚み次第で有利な銀行が変わるため、預金額を前提に比較してください。
Q5:手数料はかかりますか?
スターワン住宅ローンは保証料0円・繰上返済手数料0円が公式で案内されています(2026年7月時点)。ただし公式ページには借入額×2.2%までの取扱手数料の記載もあり、商品・契約条件で手数料体系が変わる可能性があります。初期費用の総額は、申込前に公式で内訳を確認するのが安全です。
Q6:どんな人に向いている住宅ローンですか?
まとまった預金を持ち、その流動性を保ちながら利息を軽くしたい層に向きます。教育費や医療費への備えを残したい世帯、健康上の理由で団信に通りにくい人にも選択肢になります。逆に、手元の預金が多くない人や全期間固定で安心したい人は、他の住宅ローンやフラット35のほうが合う場合があります。
まとめ:東京スター銀行 住宅ローンの評判を整理する
東京スター銀行 住宅ローンの評判を、判断材料として5点に整理します。
- 主力は預金連動型のスターワン住宅ローン。金利の低さではなく預金で利息を相殺する独自設計
- 預金が借入額を上回れば基本金利は年0%にもできる(団信未加入時・2026年7月時点)
- 団信は任意加入。健康上の理由で団信に通りにくい人の受け皿にもなる
- 保証料0円・繰上返済0円が評判の良い点。一方で年収条件は高め
- 向くかどうかは金利表でなく自分の預金残高で決まる。預金が少ないなら低金利のネット銀行が有利になりやすい
東京スター銀行 住宅ローンは、まとまった預金を持つ人にとって独自の価値がある一方、万人向けではない商品です。まずは自分の預金残高と年収条件が合うかを確認し、一般的な変動金利型やフラット35と並べて比較するところから始めると、後の判断軸が定まります。
預金連動型が自分に合うかは、金利型の住宅ローンと並べると判断しやすくなります。条件別の比較から始めてみましょう。
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免責事項
※本記事は2026年7月時点の公式公開値・公的情報をもとにした整理です。金利・団信条件・手数料・年収条件・キャンペーンは変動し、変動金利は将来の金利上昇で返済額が増える可能性があります。最終的な契約・申込の判断は東京スター銀行公式サイトの最新情報をご確認のうえ、必要に応じて金融機関の融資担当・宅地建物取引士・税理士・FPなど有資格者へご相談ください。契約トラブルは国民生活センター・消費者ホットライン(188)へ。
