坪単価×坪数は、家の総額になりません。見積もりは本体・付帯・諸費用・土地の4つの枠に入れ直して比べます。一括資料請求のサービスも、届く資料がこの枠のどこまでを埋めるかで選ぶと迷いません。
| 枠 | 中身の例 | 会社で差が出やすい行 |
|---|---|---|
| 本体 | 建物そのものの工事 | 照明・カーテン(本体に入れるかは会社で違う) |
| 付帯 | 外構・地盤改良・給排水の引き込み | 地盤改良(調査の前は金額が入っていないことがある) |
| 諸費用 | 登記・火災保険・ローンの手数料 | 現金で払う部分。見積書に載らないことがある |
| 土地 | 土地代・仲介手数料 | 含むか含まないかをそろえる |
注文住宅の建築資金(土地を除く)は全国平均4,695万円です。土地も買って建てた世帯の総額は、平均6,188万円でした(国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査」)。
間取りと、諸費用・土地まで入れた資金計画を一度にそろえたいなら、プラン提案型の一括依頼がいちばん手早く枠を埋められます。
一括資料請求サービスは届くもので3つの型に分かれる
注文住宅の一括資料請求は、名前が似ていても届くものがまったく違います。大きく分けると、プラン提案型・カタログ型・相談窓口型の3つです。
下の表は、各サービスの公式ページを2026年10月21日に開き、書かれている内容をそのまま並べました。
| 型(例) | 依頼できること | 届くもの | 無料の範囲 | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|
| プラン提案型(タウンライフ家づくり) | 希望条件を入れて複数社に家づくり計画書を依頼 | 間取りプラン・資金計画・土地探しの提案 | 「すべて無料」と記載 | 全国対応・1,200社以上※ |
| カタログ型(LIFULL HOME’S 注文住宅) | 住宅カタログ・施工事例の比較と一括問合せ | 各社の住宅カタログ | 一括問合せは「無料」と記載 | 全国(都道府県から探す) |
| 相談窓口型(スーモカウンター) | アドバイザーへの個別相談・家づくり講座 | 条件に合う会社選びのサポート | 「すべてのサービス無料」と記載 | 店舗で相談(公式で店舗を探す) |
※タウンライフ家づくりの公式表記は「全国1200社以上」(2026年10月現在・自社調べ)。資金計画は「土地費用・諸費用も含めた」と書かれています。あわせて「会社ごとに提案内容・方法が異なります」という注記もあります。
出典: タウンライフ家づくり 公式サイト(town-life.jp/home/)/LIFULL HOME’S 注文住宅/SUUMO 注文住宅(スーモカウンター)。いずれも2026年10月21日に確認。内容は変わることがあるので、申し込む前に各公式ページでご確認ください。
型ごとの違いは、自分の条件を入れるかどうかにあります。プラン提案型は、希望の間取りや予算を入れてから各社が資料を作ります。カタログ型は、各社が用意している資料をまとめて取り寄せる形です。
相談窓口型は、人に話しながら条件を整理し、会社選びを手伝ってもらう形になります。スーモカウンターの家づくり講座では、土地探しや依頼先の選び方まで扱うと案内されています。
4つの枠のどこまで埋まるかで型を選ぶ
選ぶときの目安は、届いた資料だけで4つの枠のどこまで埋まるかです。埋まらない枠は、あとで各社に見積もりを頼んで埋めることになります。
| 枠 | プラン提案型 | カタログ型 | 相談窓口型 |
|---|---|---|---|
| 本体 | 間取りに合わせた提案と資金計画 | 商品と施工事例の紹介 | 紹介された会社で見積もり |
| 付帯 | 会社ごとに違う。届いたら確かめる | 各社の見積もりで埋める | 紹介された会社で見積もり |
| 諸費用 | 資金計画に含む(公式の記載) | 各社の見積もりで埋める | 価格の講座で考え方を学べる |
| 土地 | 希望エリアの土地探しを提案 | カタログとは別に探す | 講座で土地探しを扱う |
型ごとに、届いた時点でそろう材料が変わります。
届くものの違いと、埋まる枠
- 一括資料請求の3つの型
- プラン提案型間取り・資金計画・土地探し
- カタログ型各社のカタログ・施工事例
- 相談窓口型個別相談・家づくり講座
図:自分の条件を入れて作る資料ほど、4つの枠が早く埋まる
どの型が合うかは、いまの段階で決まります。
型の選び方の目安
- 間取りと総額を早く並べたい人は、プラン提案型。条件を入れるぶん、届く資料が4つの枠に近い形になる
- まず会社の雰囲気や施工例を広く見たい人は、カタログ型。金額の枠はあとから埋める
- 何から決めればいいか分からない人は、相談窓口型。条件を言葉にするところから手伝ってもらえる
型は1つに絞る必要はありません。カタログで会社を広く知り、気になった会社を含めてプランを頼む、という順番でも使えます。
4つの枠を紙の段階でそろえたいなら、条件を入れて複数社に一度に頼める形が手早いです。間取りプランと、土地費用・諸費用まで入れた資金計画が、各社から届きます。
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届いた資料は3つの行から確かめる
資料が届いたら、総額を見る前に3つの行が入っているかを確かめてください。安く見える資料は、この行が入っていないだけのことがあります。
- 地盤改良:地盤の調査の前だと、金額が入っていないことがある
- 外構:門・駐車場・塀。本体と別の見積もりになりやすい
- 照明とカーテン:本体に入れるかどうかが会社で違う
入っていない行があれば、その会社に金額を聞いて同じ枠に足します。そろえたあとで足した総額を比べると、順位が入れ替わることも珍しくありません。
並べる順番を決めておくと、何社分の資料でも同じ手間で比べられます。
届いた資料を並べる順番
- 資料が届いたら
- 14つの枠に入れ直す本体・付帯・諸費用・土地
- 23つの行を確かめる地盤改良・外構・照明とカーテン
- 3足した総額を上限と比べる上限を超える会社を外す
- 4残った差は提案で見る間取りと要望への答え方
金額をそろえてから、中身を比べる
図:枠をそろえて総額を比べたあと、残った差を提案の中身で見る
金額をそろえたあとに残る差は、提案の中身で見ます。国土交通省の調査では、注文住宅を選んだ理由の1位は「信頼できる住宅メーカー/不動産業者だったから」の55.3%でした。「価格/家賃が適切だったから」は20.8%です。
最後に決め手になるのは金額より提案、という結果です。間取りが要望にどう答えているか、代わりの案を出しているかを見比べてください。
申し込む前に決めておく総額の上限とエリア
一括資料請求は、入れた条件で届く資料が変わります。申し込む前に、次のことを決めておいてください。
- 総額の上限:毎月払える額から借入額を出し、自己資金を足した金額
- 建てたいエリア:土地探しを頼むなら、通勤・通学で外せない範囲
- 頼む社数:紙の段階は広く、図面を描いてもらう段階は2〜3社
- 連絡の受け方:電話かメールか、連絡してよい時間帯
総額の上限は、住宅ローン返済シミュレーターを使い、毎月の返済額から逆算するのが早道です。上限が決まっていれば、届いた資料のうち上限を超える会社を先に外せます。
社数の決め方は注文住宅の相見積もりは何社が適切かで、段階ごとに分けて整理しています。申し込んだあとの連絡の件数や時期は、注文住宅の資料請求のあと連絡はどう来るかにまとめました。
国土交通省の同じ調査では、施工者を探した方法は「住宅展示場」が50.8%、「インターネット」が46.6%でした。ネットで資料を集めてから展示場へ行く人も多い、という数字です。資料で枠をそろえてから会いに行くと、聞くことが絞れます。
よくある質問
Q1:一括資料請求は本当に無料ですか
各サービスの公式ページには、無料と書かれています。タウンライフ家づくりは「すべて無料」、LIFULL HOME’S 注文住宅は「一括問合せ(無料)」、スーモカウンターは「すべてのサービス無料」です(2026年10月21日確認)。費用がかかるのは、住宅会社と工事の契約を結んでからです。
Q2:カタログ型とプラン提案型は、どちらから使えばいいですか
建てたい家の形がまだ決まっていないなら、カタログ型で会社と施工例を広く見るのが先です。予算と希望の間取りがある程度決まっているなら、プラン提案型から始めると、4つの枠に近い資料が早くそろいます。両方を使っても問題ありません。
Q3:土地がまだ決まっていなくても使えますか
使えます。プラン提案型のタウンライフ家づくりは、間取りを考えた希望エリアの土地探しも提案の対象としています。土地を含めるか含めないかで総額が大きく変わるので、届いた資料を比べるときは土地の枠の扱いをそろえてください。
Q4:届いた資料の総額が会社ごとに大きく違うのはなぜですか
見積書に何を含めるかに、決まったルールがないからです。付帯工事や諸費用を含める会社と含めない会社が混ざると、含めていない会社が安く見えます。本体・付帯・諸費用・土地の4つの枠に入れ直し、地盤改良・外構・照明とカーテンの行を確かめてから比べてください。
まとめ
一括資料請求のサービスは、届く資料が4つの枠のどこまでを埋めるかで比べると選べます。
- 坪単価×坪数は総額にならない。見積もりは本体・付帯・諸費用・土地の4つの枠でそろえる
- サービスはプラン提案型・カタログ型・相談窓口型の3つの型に分かれる
- 間取りと資金計画まで早くそろえたいならプラン提案型。会社を広く見たいならカタログ型
- 届いたら地盤改良・外構・照明とカーテンの3つの行を確かめる
- 申し込む前に総額の上限とエリアを決めておく
希望の条件を入れて頼むと、間取りプランと資金計画が各社から届きます。同じ4つの枠に並べれば、総額の上限とそのまま照らせます。
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- ハウスメーカーの相見積もりを取るタイミング|依頼前に伝えることとマナー
- タウンライフ家づくりの評判・口コミ|賢い使い方と注意点
- 住宅ローン返済シミュレーター|毎月返済額・総返済額・利息をその場で計算
- 住宅ローンの諸費用はいくら|現金で握る金額の全内訳
本記事は、国土交通省の統計と各サービスの公式ページの記載(2026年10月21日確認)をもとに整理した一般的な情報です。提供内容・対応エリアは変わることがあります。申し込む前に各サービスの公式ページで最新の内容をご確認ください。
