住宅ローンとは新しく住宅を買ったり
家を改築する為にお金を借りる事をいいます。
では、具体的にどのような人が住宅ローンを組めるのでしょうか。
今回はそのローン基準について説明していきます。
1.返済比率について
返済比率とは年収に占める
ローンの返済金額の割合の事です。
返済比率には上限が設定されていて、
ほとんどの金融機関で25%から35%と決まっています。
この上限を超えてしまうと
借入金額が年収に対して過剰であれば、
ローンを返済していくのが難しいと判断されてしまい、
ローン審査が通りにくくなります。
2.属性について
属性とはローンの申込み者が信用出来るかを
量る為の判断材料のになります。
主に年齢や年収、勤務先情報、
勤続年数、家族構成等の特性を指します。
例えば、上場企業、大企業のサラリーマンや
収入が安定している公務員等は属性が良いと判断され、
ローン審査が通りやすくなります。
逆に派遣社員や契約社員だと
属性が悪いと判断されてしまうのです。
また正社員であっても
勤続年数が短いと収入が不安定と判断され、
審査が厳しくなります。
一般的に審査を通るには、
勤続年数が3年以上である事が、
ひとつの目安となります。
また自営業の場合は事業の継続が3年以上で、
過去3年の収入が安定している事が基準になります。
3.他のローンの審査対象
現在利用しているオートローンや教育ローン、
クレジットカード等の支払い状況も
ローンの審査には大きく影響してきます。
他のローンがあると
住宅ローンの融資金額は
縮小されてしまいます。
もし他のローンが残っているのであれば、
できるかぎり完済しておいた方がよいでしょう。
クレジットカードについている
キャッシング枠も借入金とみなされてしまいますので、
不要なクレジットカードは処分しておいた方が賢明です。
4.物件の担保価値
住宅ローンを組むと金融機関は
購入する物件に抵当権を設定します。
つまり購入物件を担保にとって、
住宅ローンの融資を行うわけです。
購入する物件が融資にみあう価値を
持っているのかどうかが、
住宅ローン審査の大きな判断材料になるようです。